《産業の将来展望》

1.ベアリング産業のグローバル化が更に進展していくことが予想されます。
  ベアリング業界は、1970年代以降北米や欧州で需要地生産をはじめました。1990年代の
 後半からは需要地生産だけではなく、最適地生産のニーズが出てきて、東南アジア、さらには
 中国での生産も始まりました。今後は米州、欧州、アジアといった各極における市場構造が、さ
 らに変わってきている中で、グローバルな企業経営を確立することが必要になっています。


         

2.技術開発・研究開発を進めることにより,地球環境の保護・保全を積極的に行いながら,より
  小形・軽量化,高速・高精度化,長寿命化を可能とした商品を供給できるよう取り組んでいき
 ます。
周辺部品との一体化(ユニット化)やベアリング産業で培われた製品技術を活用して応
 用商品・新商品の開発によりユーザとともに、高性能で、使いやすくなるように、一層の研究を
 進めていきます。


3.ベアリング産業は、今後とも、多くの機械産業の発展を支え、また国民生活の安全の確保、
 利便性の増大に貢献していきます。特に、地球環境の保護については、高機能・長寿命化の
 達成により、地球環境に優しい製品であるベアリングの特徴が増進されるよう努力するととも
 に、ベアリング製造工程からの環境汚染物質の排出がゼロとなるよう努力をしていきます。







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