・ベアリングの歴史
 古代、転がり運動の原理を応用して、重たいものを運んでいたといわれています。
  
  古代の運搬方法(想像図)
                                           

 現代のベアリングの基本的な原理・構造は、中世産業革命の時代に形作られました。下の絵は、レオナルド・ダ・ビンチが描いたベアリングのデッサン図と、それをもとに再現した模型です。





   15世紀、レオナルド・ダ・ヴィンチ考案         デッサン図を基に再現した玉軸受の模型
      の転がり軸受のデッサン図               

・ベアリングの原理
 ものを動かそうとするとそれを押しとどめようとする反対の力が働きます。この抵抗力は“摩擦力”と呼ばれ接触する二つの物体の間に発生し、ものの“重さ”に比例して大きくなります。それに対して、ものの下に玉などを入れると、その抵抗力が非常に小さくなる(軽く動く)ことは、皆さんも経験されていることでしょう。これがベアリングの原理です。